こんばんは 100匹目の羊です。
「羽毛ふとんの中身がたくさん出て困っている。リフォームできますか?」
お客様がお持ちになられたのは、数十年ご使用になられた羽毛ふとんです。
・カバーを外すと羽毛がたくさん出て始めた
・見ると穴が開いていたから生地を縫い付けた
・どうにもならないから持ってきた
簡単にまとめるとこんな状況でした。
お持ちいただいたのはこちらのふとんです。
メーカーは京都西川、マス目の大きい亀甲?キルトです。生地は、表面は絹50%綿50%の絹交織といわれるもの、そして裏は綿100%(サテン織、おそらく60サテン)でした。
この絹交織の羽毛ふとん、光沢があり高級感があるので、20年ほど前に良く販売されたようです。しかし、絹と綿では耐久性に開きがあり、絹の方が先に負けてしまい、ピリピリっと、サクッと同じ方向に破れやすいのです。
お持ちいただいた羽毛ふとんではキルトのミシン目の近くは写真のように穴が開いていました。他にも、部分的に破れているところがたくさんありました。
そして、穴が大きくなった部分は、お客様が当て布をされ針で縫われていました。
羽毛ふとんに使用される生地は、羽毛が飛び出さないようにダウンプルーフという加工がなされています。そのような生地に、写真のように手縫いの針で縫うと、その針穴から羽毛が飛び出てしまいます。たまにえりカバーを縫い付けたりされる方もいるのですが、羽毛ふとんには針は刺さないようにお願いいたします。
そして中身を取りだしてダウンの状態をチェックしました。品質表示のタグが見えなくなっていたので正確にはわかりませんが、おそらくシルバーグース93%、1.5kgくらい充填されていたのではないでしょうか。数十年、ご使用になられていたのでダウンに痛みはありますが、十分にリフォームする価値がありました。
そしてお客様のご要望として
・新しい生地に羽毛を入れなおしてもう一度使いたい
・肌に吸い付くような、まとわりつくのは苦手
・羽毛が偏らないようにしたい
とありました。
羽毛ふとんのリフォームで対応できるものでしたので、中身を取りだし、ゴミを取り、ダウンを直接、温水で洗ってふっくら乾かしてからあたらしい生地に入れなおす「プレミアムダウンウォッシュ」をおすすめしました。
そして側生地は、綿100%のしっかりとした側生地をセレクト。
もとの亀甲キルトのようにマス目が大きいから羽毛が偏りやすくなるので、
マス目を小さく細かくするキルトにしていただきました。
足し羽毛は現状のダウンの状態に近いグースをおすすめしました。
当店では、ただ単に羽毛ふとんのリフォームを聞くのではなく、
羽毛ふとんを見せていただき、誰がどのように使われて
誰がどこで使うのかしっかりとヒアリングさせていただいたうえで
おススメの羽毛リフォームのご案内をしております。
時間はかかりますが、プロの目線から適切なアドバイスをさせていただいております。
ただ毎日、診断ができるものが店にいるわけではないので、羽毛ふとんの診断をご希望の際には、ご予約いただきますとスムーズにご案内できます。
ご協力お願いいたします。
TEL:0795-82-8567
e-mail:100pkmnhtj@gmail.com
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