新生児の背骨はC字を描いており、筋肉と骨はまだまだやわらかい状態です。

一般的に市販されている敷きふとんは、うつぶせ寝の危険を防止するために、ポリエステルの圧縮わたで硬く作られているものが多いです。

そのような硬い敷きふとんで赤ちゃんが寝ると背骨本来のカーブはねじ曲がり、体圧が集中する背中の血管が押さえられ痛みを感じることに。

大人なら寝返りで回避できることが赤ちゃんにはできません。

また汗を吸わないポリエステルの敷ふとんでは、汗っかきな赤ちゃんには蒸れて不快感が増すばかり。

これでは赤ちゃんのやすらかな眠りを妨げてしまいます。

成長とともに首すわり、腰すわりを経て、やがてC字の背骨はS字の曲線へと変わります。

適度な硬さで赤ちゃんの身体をやさしく支えてあげる敷きふとんをお選びください。

ポリエステル(化学繊維)の中わたで出来たふとんは「ホコリが少なくて洗えて清潔」だと言われ、すごく魅力的に映るのですが実は汗を全く吸ってくれません(吸湿しない)。

これでは新陳代謝が活発でとっても汗っかきな赤ちゃんにとって良いふとんとは言えません。

汗を良く吸いとって、すみやかに発散してくれる天然素材を中わたに使ったふとんをおすすめしています。

市販のふとんでは、側生地がオーガニックコットンでも中わたがポリエステルのふとんや、中わたが羽毛でも側生地がポリエステル混の洗える羽毛ふとんなどなど、色んなふとんを見受けます。

ぜひ一度、しっかりと品質表示を確認してみてください。

赤ちゃんの肌着を選ぶ時と同じように、天然素材のふとんをお選びください。

寝具の風合いの良さは、乳幼児の成長ホルモンの分泌に影響します。

ザラッとした風合いの悪い寝具や肌着を身につけていると、赤ちゃんにストレスがかかります。

脳や神経がどんどん発達する3歳ごろまでは、ガーゼやニットなどのなるべくやわらかく、風合いの良い寝具をお使いください。

赤ちゃんはしゃべらない

赤ちゃんは、一日のほとんどを眠りながら、
脳と身体をすくすく成長させていきます。

たとえふとんの中が
寒くても暑くても、硬すぎて痛くても、
赤ちゃんは泣くことしかできません。

おっぱい?おむつ?
たまには意味なくぐずりたい時もあるけれど、
ふとんが原因になることだってあるのです。

赤ちゃんの睡眠環境を快適にするのは、家族の愛情だけなのです。

ここで紹介させていただいた3つのポイントを押さえれば、
きっと赤ちゃんはぐっすりと眠り、
健やかに成長していくと私は考えています。

睡眠という切り口から、皆様の子育てのサポートになればと願っております。


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