熱融着キルトの羽毛ふとん

こんばんは 100匹目の羊です。

今日は羽毛ふとんのお話です。

「新しい羽毛ふとんを買おうかな?」
「それともリフォームしようかな?」と迷われていたお客様。

「今、羽毛ふとんの価格が上がってきてますから、もしかしたらリフォームの方がお得かもしれませんよ。一度、おふとんを見せてください。」とお伝えしました。

そしてお持ちいただいた羽毛ふとんがこちら

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写真では見えにくいですが、こちらは「熱融着キルト」という方法で仕立てられている羽毛ふとんです。

一般的な羽毛ふとんは縫い合わせてマス目ごとに区切られているのでミシン目があります。写真の熱融着キルトはその名の通り、マス目の仕切りを熱で圧着してあるのでミシン目がありません。

最近、ほぼ見かけなくなった熱融着キルトの羽毛ふとん。

「ミシン目にはホコリがたまりやすいし、ファイバー(ダウンのちぎれたもの)が出やすい。これにはミシン目がないから清潔だよ。」といったような売り文句で十年ほど前にはそれなりに販売されていたようで、当店でもたまにリフォームで持ち込まれます。

で写真の羽毛ふとん、袋から出している時に気づいたのですがめちゃくちゃ中身のダウンが偏ってます。

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ふとんをつまんでバサバサ振れば生地だけになります。これが熱融着キルトの残念なところです。マス目ごとの仕切りが外れやすいのです。仕切りが外れると中身がふとんの中を動き回って偏ってしまい写真のようになってしまいます。

このお客様の羽毛ふとんは、タグが付いている方を足側にしてしようされていたのでしょう、足元は外れていませんでした。

ちなみにこのタイプの羽毛ふとんはクリーニング業者でも丸洗いはできません。

写真のように大きく中身が偏るようでは冬の間、大変だったと思います。

熱融着キルトの羽毛ふとんで多い事例です。

キルティングの話ばかりになってしまいましたが、肝心要は中身の状態です。ふとんを開けさせていただき中身を取り出しところ、十分リフォームで対応できるレベルでしたのでリフォームをおすすめさせていただきました(中身の写真は撮り忘れました)。

そしてキルティング加工方法、仕立て方は今のような熱融着キルトではなく、ミシン目のある縫製でおすすめさせていただきました。

今年も「羽毛ふとん ふっくらきれいフェア」開催いたします。
6/27、6/28、6/29の三日間。来週末に丹波市、篠山市とチラシが入りますので読んでみてください。

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